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シゴト_F1'07 ブログトップ

進化は誰にも止められない F1 Rd.1オーストラリアGP [シゴト_F1'07]

フジの地上波オープニングが始まって「オワッタ…」と思った開幕戦。
「真のオープニングは国際映像のリングを描くところからだからっ」と気を取り直しつつ…
昨年がV8初年度、さらに今年もエンジン凍結やコントロールタイヤと抑制が効いてるはずなのにそのアナを埋めてくるF1テクノロジーの進化の速さはハンパじゃないと再認識しました。

BMWザウバーはやはりギアボックストラブルがチラツくもののそれがなければ両ドライバーとも表彰台が見える実力がありそう。

ギアといえば事前に交換したにもかかわらず予選でマッサにトラブルが出たフェラーリもまだまだ心もとない模様。コーナー出口のエンジン音ではかなりトラクションコントロールを効かせオンボードマイクも"ゾゾゾゾz…"って拾っていた。リアカウルに盛大にルーバーを必要とするところからティーポ056エンジンの廃熱も絡むのかも、マッサは盛んにレコードライン外していたし。ライコネンのほうはテレメトリー見るとファステストラップ1位を叩き出したうえに2位とは1秒差というもの!

ウィリアムズは予選で沈んでしまったけどレースではなかなか。テレメトリーによる最高速も1stヴルツ309km/hロズベルグ308km/hと他より1~2km/h速い数値。今年のエアロはスッキリしてるもんなぁ。

反対に決勝辛かったのがトヨタ、直前のテストでラルフに比べてトゥルーリがいいタイム刻めるようになったので、セッティングが出せるクルマに仕上がってきたカナ?と思ったものの決勝スピードが伸び悩み気味。今年の目標「表彰台の真ん中を狙う」宣言には程遠そう。

そういう意味ではルノーも戦闘力不足、昨年までのような煌めく速さが無くなってしまった。初陣という気負いもあってかコヴァイラネンがミス連発。マシンがキマらず操りにくいのもあるのかも…

そしてマクラーレン期待のアロンソはマシンが完璧に自分のものになっていない発言もチラリと出たようで、オープニングのフォーメーションラップでも彼が開発した左右に四輪スライドしつつ直線走法によるタイヤのウォーミングアップもあまり見られなかった。(TVに映らなかっただけかもしれないが…)逆にルーキー、ハミルトンは積極的にウォームアップし、スタートでチャンスをものにした後も危なげない走りで初参戦初表彰台とすんばらしいとしかいいようのないレース運び。

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F1は一日にして成らず?レッドブルRB3・トロロッソSTR2 [シゴト_F1'07]

レッドブル・レーシング新車RB3を、その姉妹チームスクーデリア・トロロッソもSTR2を発表
両チームのポータルサイトはRed Bull F1 Portal

Red Bull Racing RB3

*図はフロントウィングを装備していない状態のRB3にノーズコーン下側の気流を想定した。中央寄りのストリーム#1がノーズ下のトンネル空間を抜けた後モノコックやバージボードに導かれサイドポッド前方のフロア近くを進み、マシンサイドのスキャロップド処理による空間へ勢いよく流れる事によりその後ろに備わるディフューザーの効果を上げると仮定。またストリーム#1より外側を流れるストリーム#2はディフレクターとバージボードによる整流によってフロントタイヤの起こす乱流を制御しストリーム#1の流れをより円滑なものにしていると推定。この時小型のツインキールとしたサスペンションマウントと融合しすっきりとしたディフレクター形状がマシン中央部の整流に一役買っているものと思われる。
*またアップライトの装備もRB3の特徴的な部分で、ブレーキダクトは前方へ向けてのノズル部分がなくアップライトの円形状に沿って開口されている。アップライトの下部にはこれまた円形状に沿うようにアップライトウィングが存在するが、前方のカーブが大きくフロントやリアのウィングとは前後逆にしたような形状となっているのが非常に興味深い。
*ところでこのノーズコーン形状、コチラの"新型"に似てませんか?どちらも地上を超高速で駆け抜ける乗り物。空力の鬼才もたまたま辿り着いた答えが同じだったのか、はたまたインスピレーションを受けたのか聞いてみたいところでもあり…

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TF106コンセプトの理想を追求する?ホンダRA107 [シゴト_F1'07]

Honda Racing F1 Team新車RA107をマシンとそのカラーリングの2度お披露目を行った。

Honda Racing F1 Team RA107 Test Color

*RA107はサイドポッドの横より上側に気流を多く流す空力コンセプトを採用している。これは、エキゾーストパイプは前方からUターンして後方を向く。その位置が上方のセンターウィングと同程度というところを見れば、他チームよりどれだけカウル内のコンポーネンツが前方に押し込まれているか想像に難くない。しかしより廃熱に苦しくなるであろうラジエター面積を確保するためにもポッド側面のアンダーカット(スキャロップ処理)は小さし妥協せざるを得ないと思われる。その分チムニーダクト後方のウィングレットやタイヤフェアリングが多段、及び大型&複雑化して補完していると推測されるが、その分ドラッグも増加していそうだ。ボディ側面からディフューザー直上と、カウル上からリアウィング下段へ整流のどちらが勝るだろうか?
 カウル内コンポーネンツを前方に集約し後部のデッキを可能な限り低くする処理は奇しくも直接のライバルたるトヨタTF106のコンセプトでもあったはずで、TF106は結局ハイブリッドの中途半端さや、チーフデザイナーの離脱にその後のB型への転換でも花開くことはなかった。
 振り返ればこのアイデア元はエキゾーストをU字に曲げて搭載したザウバーC24に遡ると思われ、こちらは過激なサイドポッドのスキャロップ処理やダブルデッキのフロントウィングなど今や常識のトレンド源ともなっているのが興味深い。さらにサイドポッド高を低くするというアイデアの源泉はウィリアムズのFW27だろう。こちらはBMWエンジンが要求する廃熱量に悩まされることとなった。

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今や王者の風はなくルノーR27 [シゴト_F1'07]

INGルノーF1チームはアムステルダムで新車R27を発表

ING RENAULT F1 TEAM R27

*上図ではテストで追加された新形状のカナードウィングによるサイドポンツーンへの整流を想定。ホンダが昨年投入したフォックスイヤーと呼ばれるパーツと似たような整流効果を狙ったものとすると、このカナードによってサスペンションアームで乱れた層をインテークへ、それより上の乱れのない層をエンジンカウル上へと分離してリアウィングの効率化を図っていると思われる。若干のブーメラン形状と前方から見たときの上方への反りが特徴的。
 サイドミラーはアッパーボーダーウィングと融合した形状、さらにアッパーボーダーウィングもタイヤフェアリングへと繋がる形状となっていて、まさに三位一体。サイドミラーをフロントタイヤの起こす乱流の中へ移動する事によってサイドポッド上の整流を一層浄化するのが狙い、こちらもフェラーリが持ち込んだ手法をルノーが咀嚼したものだ。振動対策のためかテストではミラー方向へステーが追加されている。
 上方から見るとサイドポッド左右端が前方に突き出しているのがよく分かる、これは昨年のレッドブルがアイデア元だろうが、先端のみ角度が変わっているのがルノー風。ルノーの強みは他チームの良点をままコピーするのではなく上記のように解析、再構築して発展させてゆけるところだろう。

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電脳強化でトップ3を目指すBMWザウバーF1.07 [シゴト_F1'07]

BMWザウバーF1チームは同郷のライバルの直後に新車F1.07を発表

BMW Sauber F1 Team F1.07

*上図にテスト走行で投入された新型フロントウィング(奥側)と旧型(手前側)との違いを示す
新型ではフラップ中央部にのみスロップギャップを設ける異色の構成、フラップ2段と3段式のイイとこ取り?初期はスロット付近のブリヂズトンマークの位置が新旧で異なっていた。さらにメインプレーンも改良され中央を前方へ伸ばし、端の跳ね上げもきつくなっているようだ。そしてアッパーエレメントは翼端版と一体成型のものとしていて完成度が高そうだ。昨年はウィング先端より長かったノーズが短くなり先端が平たく薄型になっている。

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昨年型のブラッシュアップを選んだマクラーレンMP4-22 [シゴト_F1'07]

ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス新車MP4-22は旧型MP4-21を踏襲したブラッシュアップ

VODAFONE McLAREN MERCEDES MP4-22

*チムニーダクトは垂直フィンを前方に伸ばした新たな形状、そのパネル構成がサイドポッド前端まであり新たな仕様も予想される。装着が義務付けられたスロットギャップセパレーターは小型のスプリッターのように縦巻きに一周している。その下のリアクラッシャブルストラクチャーはさらに厳しくなったクラッシュテストに対応するため大型になり垂直尾翼のようだった上面はフィン形状に変化。

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未完の跳ね馬フェラーリF2007 [シゴト_F1'07]

スクーデリア・フェラーリ新車F2007は発表会に登場せず翌日シェイクダウンを行った。実車のない発表会も特異だが、リアセクションを見られたくないようで配布画像もフロントからという徹底ぶり。


*車体左側バージボード付近の流体を想定、バージボードで仕切られた空気流が新しく追加されたボーダーウィングの翼端板とターニングベーンへとそれぞれ導かれると思われる。その上のアッパーボーダーウィングも新形状となりサイドポッドの天面と高さを揃えてあり興味深い。

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よりコンサバティブに進化トヨタTF107 [シゴト_F1'07]

2007年のF1界で真っ先にパナソニック・トヨタ・レーシングが新車TF107を発表した。
旧年終盤戦で新技術にトライし新年に先陣を切って新車を投入、内なるメカニカル面の信頼性を確保した上で、ライバルチームにコピーされないように開幕直前まで風洞施設でじっくり研究したエアロデバイスを纏い外観を変え、継続開発してさらにはBスペックシャシーを投入するという、マイク・ガスコインが持ち込んだ手法をここ数年続けているトヨタがほぼ同様の手段でTF107を送り出した。よって新車は旧型を強く想起させるコンサバティブな外観に仕上がっている。

パナサニックトヨタレーシングTF107

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